感想文は「原因(何があったか)→気持ち(どう感じたか)→行動(そのあとどうしたか)」の3つを書くと、ぐっと伝わる文章になります。
しかし実際は、子どもは「楽しかった」と書けても、その中身を説明できません。
そこで、
【気持ちの言葉】+【その時の行動】
をセットで増やすことで、感想文や日記が一気に具体的になります。
今回は、プルチックの感情の輪を元にして「楽しかった(喜び)を言い換えることのできる言葉」を100セットあつめてみました。さらに「その時の行動」として使える言葉として並べてみましたので、参考にしてみてください。
1〜20 わくわく系
遠足の朝、発表会の前、新しい本を開く瞬間。
まだ何も始まっていないのに、心が少し軽くなったり、胸がどきどきしたりすることがあります。
この気持ちは、「楽しかった」の一言では表しきれません。
もし子どもが、
「わくわくした。」
で終わってしまったら、
「それで、どんなことをしたの?」
と聞いてみてください。
気持ちの後には、必ず行動があります。
「走って行った。」
「早起きした。」
「何度も時計を見た。」
そんな行動を書くことで、読む人にもその日の様子が伝わります。
また、表情・しぐさ・体の変化を書くのもおすすめです。
いろいろなわくわくを表す言葉
| 気持ち | 行動 |
|---|---|
| わくわくした | 走って行った |
| どきどきした | 心臓が速くなった |
| 胸がおどった | 思わず前に出た |
| 待ち遠しかった | 何度も時計を見た |
| 楽しみにしていた | 前の日から準備した |
| 気分が高まった | 声が大きくなった |
| うきうきした | スキップした |
| 興奮した | 身を乗り出した |
| 心がはずんだ | 笑顔になった |
| 期待でいっぱいだった | 早起きした |
| 気持ちが明るくなった | 元気よく返事した |
| 胸がいっぱいになった | 深呼吸した |
| 気合が入った | 張り切って動いた |
| やる気が出た | すぐ始めた |
| 好奇心がわいた | 近づいて見た |
| 目が輝いた | よく観察した |
| 気分が上がった | 手を挙げた |
| テンションが上がった | 飛び跳ねた |
| 夢中になった | 時間を忘れた |
| 引き込まれた | じっと見続けた |
わくわくは、「始まる前」の気持ちです。
何を楽しみにしていたのか、どんな行動をしたのかを思い出してみましょう。
【親の声かけ例】
- 待っている間は、どんなことを考えていた?
- 何が一番楽しみだったの?
- わくわくして、そのあと何をしたの?
21〜40 うれしい系
「うれしい」は、人とのつながりから生まれることが多い言葉です。
友達が声をかけてくれた。
先生がほめてくれた。
家族が応援してくれた。
でも、「うれしかった。」だけでは、相手には何がうれしかったのか伝わりません。
そのあとに、
「ありがとうと言った。」
「笑顔になった。」
「もっと頑張ろうと思った。」
という行動を書けば、書き手の思いはさらによく伝わります。
いろいろなうれしいを表す言葉
| 気持ち | 行動 |
|---|---|
| うれしかった | にこっと笑った |
| とてもうれしかった | 思わず叫んだ |
| 幸せだった | 穏やかな気持ちになった |
| 満足した | うなずいた |
| 達成感があった | ガッツポーズした |
| 誇らしかった | 胸を張った |
| 自信がついた | 堂々と話した |
| 努力が報われた | ほっとした |
| 認められてうれしかった | 笑顔で返事した |
| 喜びを感じた | 手をたたいた |
| 心が温かくなった | 周りにも話した |
| 感謝の気持ちになった | お礼を言った |
| 気持ちが満たされた | 落ち着いて座った |
| 充実感があった | 一日を振り返った |
| 心から喜んだ | 思い切り笑った |
| 最高の気分だった | 空を見上げた |
| 安心した | 力が抜けた |
| ほっとした | 深く息を吐いた |
| 満たされた | 静かに微笑んだ |
| 喜びでいっぱいだった | 家族に話した |
「うれしい」は、人との関わりの中で生まれることが多い気持ちです。
誰が、何をしてくれたからうれしかったのかを考えてみましょう。
【親の声かけ例】
- うれしくて、そのあと何をしたの?
- 誰が何をしてくれたの?
- そのとき、どんな気持ちになった?
41〜60 感動系
「感動した」という経験は、毎日あるわけではありません。
だから、「今日は感動したことを書こう」と考えると、何も思いつかなくなることがあります。
でも、本当の感動とは、大きな出来事だけではありませんよね。
「初めて知った。」
「すごいと思った。」
「心に残った。」
そんな小さな心の動きも立派な感動です。
感動の言葉の後に、次に何をしたのか書くといいですね。
いろいろな感動を表す言葉
| 気持ち | 行動 |
|---|---|
| 感動した | 言葉を失った |
| 心を動かされた | じっと聞いた |
| 胸が熱くなった | 涙が出そうになった |
| 心に残った | 何度も思い出した |
| 印象に残った | メモをした |
| 驚きと喜びを感じた | 目を見開いた |
| すごいと思った | 見入った |
| 感心した | うなずいた |
| 尊敬した | 真似したくなった |
| 憧れた | 目標にした |
| 心が震えた | 黙って聞いた |
| 胸を打たれた | 深く考えた |
| 感銘を受けた | 調べたくなった |
| 勇気をもらった | 挑戦してみた |
| 希望を感じた | 前向きになった |
| 励まされた | 頑張ろうと思った |
| 元気をもらった | 行動してみた |
| 心が明るくなった | 笑顔になった |
| 忘れられない気持ちになった | 日記に書いた |
| 大切だと思った | 心に留めた |
感動とは、心が動いた瞬間のことです。
「すごい」と思った理由や、そのあと何をしたくなったのかを書いてみましょう。
【親の声かけ例】
- 何を見て「すごい」と思ったの?
- 一番びっくりしたのはどこ?
- そのあと、自分もやってみたいと思ったことはある?
61〜80 面白い系
子どもは「楽しい」と「面白い」を同じ意味で使うことがよくあります。
でも、この二つは少し違います。
「楽しい」は、自分がその時間を楽しんだ気持ち。
「面白い」は、「なるほど」「不思議だ」「そうだったのか」と心が動いた気持ちです。
例えば、
「実験が面白かった。」
「虫の生態が面白かった。」
「登場人物の考え方が面白かった。」
というように、「何が面白かったのか」が書けるようになると、文章はぐっと深くなります。
そして、
「もっと知りたくなった。」
「図鑑を開いた。」
「友達に話した。」
と続けることで、「面白い」は学びへと変わっていきます
いろいろな面白いを表す言葉
| 気持ち | 行動 |
|---|---|
| 面白かった | 声を出して笑った |
| おかしかった | 笑いをこらえた |
| 愉快だった | 笑顔が続いた |
| 楽しくてたまらなかった | はしゃいだ |
| 笑いが止まらなかった | お腹を抱えた |
| 気が楽になった | リラックスした |
| のびのびできた | 自由に動いた |
| 気持ちが軽くなった | 足取りが軽くなった |
| 開放感があった | 大きく伸びをした |
| リラックスできた | 肩の力を抜いた |
| 気楽だった | 自然に話した |
| 居心地がよかった | ゆっくり過ごした |
| 落ち着いた | 静かに見守った |
| 安らいだ | 穏やかに過ごした |
| 気持ちよかった | 深呼吸した |
| 楽だった | 自然体でいられた |
| うれしくて笑った | 顔がほころんだ |
| 心が弾んだ | 軽やかに歩いた |
| 気分転換になった | 元気になった |
| 爽快だった | 思い切り動いた |
「面白い」は、笑えたことだけではありません。
「なるほど」「知らなかった」と思えたことも、面白さの一つです。
【親の声かけ例】
- 何が面白かったの?
- どうして面白いと思ったの?
- 面白くて、そのあと何をしたくなった?
81〜100 挑戦・成長系
挑戦や成長に関する言葉が使えるようになると、子どもの文章は大きく成長しています。
「頑張った。」
ではなく、
「やりがいを感じた。」
「できた。」
ではなく、
「自信がついた。」
これらの表現は、自分自身を振り返らなければ出てこない言葉だからです。
さらに、そのあとに、
「次も挑戦したいと思った。」
「もう一度やってみた。」
「目標を立てた。」
という行動を書くことで、「できた」で終わらない文章になります。
いろいろな挑戦・成長を表す言葉
| 気持ち | 行動 |
|---|---|
| やりがいを感じた | 最後まで続けた |
| 挑戦してよかった | 振り返った |
| 成長を感じた | 自信を持った |
| 一歩進めた気がした | 次を考えた |
| 頑張ってよかった | 笑顔になった |
| 自分をほめたくなった | ガッツポーズした |
| 手応えを感じた | 続けようと思った |
| できる気がした | さらに挑戦した |
| 充実していた | 時間を有効に使った |
| 力がついたと思った | 新しいことに挑んだ |
| 前向きな気持ちになった | 行動した |
| 自信につながった | 堂々と発表した |
| 嬉しい発見があった | メモを取った |
| 学ぶことができた | 質問した |
| 新しい世界が広がった | 調べてみた |
| 興味が深まった | 本を読んだ |
| もっと知りたくなった | 研究した |
| 次もやりたいと思った | 計画を立てた |
| 希望がわいた | 目標を書いた |
| 未来が楽しみになった | 挑戦を続けた |
成長は、「できた」だけではありません。
昨日の自分と比べて変わったことに気づくことも、大切な成長です。
【親の声かけ例】
- 前と比べて、何ができるようになった?
- 一番頑張ったのはどんなこと?
- 次はどんなことに挑戦してみたい?
最後に
子どもがすぐに答えられなくても大丈夫です。
「そんなことも覚えていないの?」ではなく、「一緒に思い出してみようか」と声をかけてみてください。
子どもは質問されることで、自分の気持ちや行動を少しずつ言葉にできるようになります。

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