一生懸命入れた「ゆうちょ認証アプリ」ですが、すぐに送金出来ない人もいることがわかりました。
えぇっ!?自分だけじゃ無かったのか!?
私は、現在カナダに住んでいますが、「将来いつ日本に帰るかわからない」「一括払いしたかんぽ生命の振込先が必要」「日本の企業からの振込先が必要」などの理由から、郵便局に口座を残しています。
ゆうちょ認証アプリを入れても送金できない3つの理由
まず、ゆうちょ認証アプリを入れたからといって、すぐに送金が出来るとは限らないようです。なぜなら、本人確認審査が必要だからです。
(1)書類によるご本人様確認が完了していない場合
ゆうちょ銀行 よくある質問「ゆうちょ認証アプリの登録後、ゆうちょダイレクトで送金等が利用できません。どうすればよいですか。」より
書類によるご本人様確認を行っていない場合や審査中は、一定期間送金等がご利用いただけません。
※ご利用可能になるまでの残り時間は、ゆうちょ認証アプリトップの「登録口座情報追加・確認」画面でご確認いただけます。
※ゆうちょ銀行あて振替(電信振替)、他行あて振込等お急ぎの場合は、ゆうちょATM、郵便局の貯金窓口・ゆうちょ銀行直営店の利用をご検討ください。
つまり…
送金出来ない時の3つの原因(出来ないときは、ココを確認してみてください)
①本人確認の書類未提出(時間が必要) ②ログイン方法の間違い ③設定間違い
①の場合
まずは、ゆうちょ認証アプリをインストールする際、本人確認書類(免許証等)情報を記録しましたか?
②の場合
次に、暗証番号やネット環境をもう一度確認してみてください。または、ご自分の設定が生体認証なのに、違う方法でログインしようとしていませんか?
③の場合
ゆうちょ認証アプリ等を設定する過程で「送金しない」を選択している可能性はありませんか?
私のおすすめは、「窓口」へGo!
私はとりあえず「窓口」に行くことをオススメします。
・本人確認書類を提出する事で、その場で確認が出来る
・万が一暗証番号を間違えたとしても、窓口に申請後、すぐに口座ロックを解除してもらえる
私の場合、住所と電話番号の変更も同時に行いたかったので、郵便局のATMへ行きました。そこで、職員さんから丁寧に教えて頂き、簡単に変更することが出来ました。
そして、(後述)一日の送金上限も変更しておきましょう。
本人確認書類の種類
まずは知っておきたい、郵便局で使える本人確認(顔写真付き)の書類一覧。
運転免許証を使う際の注意点
警察(免許センター)で登録した2種類の4桁番号!どこかに保管してありますよね?あれが必要です。
やはり日本国内でスムーズに動くためには「運転免許証」は必須ですね。とりあえず今回の帰国の最大ミッションを『運転免許証の更新』として決めていて正解でした。(コロナ特例があります)
運転経歴証明書
聞き馴染みの無い言葉ですが、自分の運転経歴を証明してくれる物があるようです。
運転免許証を自主返納した方や運転免許証の更新を受けずに失効した方は、運転経歴証明書の交付を受けることができます。ただし、自主返納後5年以上又は運転免許失効後5年以上が経過している方や、交通違反等により免許取消しとなった方等は運転経歴証明書の交付を受けることができません。
警察庁 運転経歴証明書について
平成24年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は、運転免許証に代わる公的な本人確認書類として、利用することができます。
申請場所や受付時間、申請に必要な書類、手数料、要件等の詳細は、各都道府県警察の運転免許センター等にお問い合わせください。
つまり、海外在住者の場合、1回だけの身分証としては活用できそうですが、あまり多くの用途は無さそうですね。
パスポートを使う場合
パスポートを利用しようとしている人は注意が必要です!
漢字表記の名前の有無が重要となってきます
したがって、2020年2月4日以降に発行されたパスポートは利用できません。
2020年2月4日以降に発給申請を受けた日本国旅券(パスポート)には所持人記入欄(ご住所・お名前の記入欄)がないことから、お名前の表記の確認のため、漢字のご署名のある旅券のご提示をお願いしております。ローマ字でのご署名の場合はお受けできませんのでご了承ください。
ゆうちょ銀行 本人確認書類一覧より
また、現住所の記載のある公的書類等で、現在のご住所を確認いたします。
各種サービスで本人確認書類の一つとしてパスポートを使おうとしている方へ
ちなみに、各種サービスで本人確認書類の一つとしてパスポートを使おうとしている方は、次の点にも気をつけてください。
①入国スタンプの有無
②どこから日本に入国してきたかが分かるもの
②の意味が分からない人も多いかも知れません。私は、免許センターでこの②が証明できませんでした。
なぜなら、『いつ、どの国から日本に帰国したのか?』は更新したばかりのパスポートには記入されていなかったためです。それによって、免許証が『初心者』用の発行となってしまいました。(搭乗券があればまだ違うようです)
これは、いつどこで必要になるか分からないので、本当にお気を付け下さい。
顔写真が無い証明書の場合は、さらに追加の資料が必要となるようです。あらかじめ電話などで必要な書類の確認をした上で、窓口に行くようにしてください。
ゆうちょ窓口に行くなら・・・ついでに送金上限も変更
前述の通り、窓口に行くなら、ゆうちょダイレクトの「1日の送金限度額上限」を上げることをオススメします。(申込用紙はダウンロードすることもできます。)
ゆうちょダイレクトから、以下の送金が可能な1日あたりの上限累積金額(口座単位)のことです。
1 ゆうちょ銀行あて振替
2 他金融機関あて振込
3 連動振替決済サービス
4 税金・各種料金の払込み※本日の送金累積額と、入力した送金金額の合計が1日の送金限度額を超える場合は、お取り扱いできません。
ゆうちょ銀行 よくある質問「1日の送金限度額とは何ですか。」
※0円から1,000万円を上限に、1万円単位で設定することができます。
※2021年5月6日以降、ゆうちょダイレクトをWebでお申し込みの場合は、5万円に設定します。
※ゆうちょダイレクトを書面(利用申込書)でお申し込みの際、記入がない場合は0万円に設定します。
※1日の送金限度額には、ゆうちょ通帳アプリによる送金額を含みます。
※国際送金の送金額は、含まれません。
ちなみに、ゆうちょダイレクトの基本送金金額は5万円です。
しかも、窓口の書面申込で、記入が無ければ「送金出来ない」設定!!になっています。
5万円以上の送金なんてそうそうない・・・とも思っていましたが、旅行代金の振り込み等の場合はやはり高額になってしまいます。絶対に、上限は上げておいた方が安心です。
そして、ゆうちょ銀行の場合、この上限を上げる作業には日数を要しますので、計画的に準備しておくことをオススメします。
一日の送金限度額を変更する方法
ところで、一日の送金限度額を変更するには、2つの方法があるのをご存知で。
1日の送金限度額の変更は、ゆうちょダイレクトまたは郵送でのお手続きとなります。
※「1日の送金限度額」には国際送金の送金額は含まれません。(国際送金の送金額は別途上限額を設けており、変更することはできません。)
■ゆうちょダイレクトからのお手続き
ゆうちょダイレクトにログイン後、1日の送金限度額を変更することができます。
メニュー→「ご登録内容確認・変更」→「口座情報登録・変更」-「1日の送金限度額引下げ」→「変更」
※ゆうちょダイレクト上で引き上げ可能な送金限度額は30万円までです。
※ゆうちょダイレクトでの送金限度額の引き上げには、ゆうちょ認証アプリまたはトークンの利用登録が必要です。
(2022年1月以降、ゆうちょ認証アプリを登録した際、本人確認書類による本人確認が行われていない場合、お手続きいただけません)■郵送でのお手続き
ゆうちょダイレクト利用申込書に必要事項を記入→口座のお届け印を押印→貯金事務センターにご郵送
※インターネットで申込書をダウンロードする場合は、下記「1日の送金限度額の変更」からダウンロードしてください。
※お近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口(簡易郵便局は除きます。)でもお手続きできます。
※郵送でのお手続きの完了後、貯金事務センターから完了したことをお知らせする通知を郵送いたします。(ゆうちょダイレクト利用者カードは送付しません)
※現住所と口座に登録されている住所が異なる場合は、住所変更のお手続きをしたうえで、1日の送金限度額の引上げの手続きをお願いします。
国際送金の限度額
国際送金における送金限度額は、1回あたり100万円未満、1日あたり200万円以下、1か月あたり500万円以下
ゆうちょ銀行 よくある質問「ゆうちょダイレクトの国際送金の送金額は、振替・振込等の「1日の送金限度額」に含まれますか。」より
別途申込が必要(Bankコード等)です。詳しくは窓口にてお尋ねください。
ゆうちょダイレクト上から変更したら30万円まで可能
上限30万円まで変更することが可能です。しかし認証アプリやトークン、本人確認などが必要となってきますので、ご確認ください。
郵送での変更したら1,000万円まで可能
郵送での申請は非常にハードル(時間がかかる・届出印が必要)が高くなります。しかし、その分送金金額も多くなっているのが魅力です。(書面では上限1,000万円)
まず、「1日の送金限度額の変更」から入り、指示に従って記入後、印刷したものを指定のセンターに送付してください。
それでも、大切な自分のお金です。手続きは大変ですけれど、やっておいて損は無いと思います。
【悲報】国内送金が海外送金と同じ扱いに
ちなみに、私のような非居住者の場合、国内送金であっても「国際送金と同等の扱い」になりましたので、国内送金には「手数料として\3000」が必要となりました。
2022年5月6日(金)から非居住者が関連する送金の取り扱いが変更される理由は何ですか。
外為法上の適法性確認義務を確実に履行するため、非居住者のお客さまが関連する送金のお取り扱いを変更することとなりました。ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただきますよう、お願いいたします。
ゆうちょ銀行 よくある質問「2022年5月6日(金)から非居住者が関連する送金の取り扱いが変更される理由は何ですか。」
これは、wiseなどを経由した送金の事を意味しています。つまり、日本に居住していない人からの送金依頼は全て「手数料が3000円」かかってくるということです。これは正直悲しいお知らせでした。
なぜなら、毎年の年賀状は、私が友人の職員にメールでお願いして、私がはがき代をゆうちょダイレクトで支払っていたからです。今回の変更で、それにすら3,000円の手数料が余分にかかるとのこと。
まとめ
最後にもう一度簡単に説明します。
まずは、本人確認は絶対にしなければなりません。窓口にいく時間の無い人は、一旦待ってみましょう。使用可能時期については、ログイン後の画面に表示されています。
次に、ログイン自体でつまづく場合は、そもそも認証方法の選択が間違っているなどの問題が考えられます。
そしてログインは出来るが待っても送金出来ない場合は、そもそも最初の設定で間違った選択肢を選択した可能性があります。
いかがでしたでしょうか?
なお、私の場合は、市役所での転入手続後、住民票を持って警察で免許証の更新&住所変更を行い、それを持って郵便局へ行きました。どなたかの参考になれば幸いです。
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