ジェルプリントの基本テクニックについては日本語で検索してもあまり情報がありませんよね?
今回は、そんなジェルプリント難民のみなさんのために、海外アーティストがおこなっている「基本テクニック」をまとめてみました。
こんな人におすすめの記事です。
・とにかく今すぐ始めたいけど、どうやったらいいのかわからないのよ!
・あんな絵を作るためにはどうしたらいいの?
・どんな可能性(手法・道具)があるの?
ジェルプリントの基本テクニック:プリント
「Gell」は、ジェルって読むの?ゲルって読むの?
確かにこのスペリングだとゲルと呼ぶ人が出てくることも不思議ではありません。しかし、検索してみると、「ジェル」と書いている人の方が多い印象を受けたので、私は「ジェルプリント」と呼ぶようにしています。
ジェルプリントは、気持ちのおもむくままに、好きな色をプレートにのせて、ローラーで広げるアートです。
このときは、直接チューブから絵の具を出したのでかまいません。
「チューブのわさびを小皿に出す」ように出して下さい。
また、あまり絵の具を節約しては、絵の具がローラーに吸い取られてしまうだけです。しかし、使いすぎるとプレートの上で余った絵の具が波を打ったようになります。
まずは何度も試して、適量を見つけてみてください。出した絵の具は、何度もローラーをいったりきたりさせることで、まんべんなく広がりますよ。多く出しすぎた場合は、別のペーパーの上でコロコロさせてみてください。
とりあえず、基本的な絵の具の量や、ローラー(brayer)の使い方をチェックしてみましょう。
ジェルプリントテクニック編1:ステンシルシート(ステンシル枠)を使って
ステンシルシート(ステンシル枠)は、最高の素材です。
ジェルプレートにかぶせて、基本のように絵の具をひろげるだけです。たったそれだけで誰でも簡単におしゃれな1枚ができあがります。
特に、秋から冬にかけては、さまざまなステンシル型紙があちこちで売られています。近所のお店をチェックしてみて下さいね。
また、このジェルプリントは1回で終わりではありません。動画でもわかるように、絵の具が少しかすれた状態もまた味わい深い作品ができあがります。
失敗というのがないのがこのアートのおもしろいところだと思います。色を吸い取らせた紙すら、保存してみてもいいですね。
ジェルプリントテクニック編2:物拓する
「物拓」・・・そんな言葉はありません。でも、いろいろな物を使って「魚拓」の要領で型をとることもできるのがこのジェルプリントです。
最初はステンシルシートから入る人もいるかもしれません。でも基本的にジェルプリントは何でも使えます。
この物拓は本当におもしろく、型(ステンシルシート、紐、花など)を置く前に着色することで、切り抜かれた部分の型を取ることが出来ます。また、型を取り除けば最初の色と反対の型を取ることが出来るので、2度おいしい方法です。(5:30~)
ジェルプリントテクニック編3:絵の具をまだらに配置
ジェルプリントでは、ローラー(brayer)を使うと、どうしてもプレートの上は一色になってしまいます。でも、こちらのアーティストは、ローラーをこまめに動かすことでまだら模様に仕上げています。これもおもしろいテクニックですね!
また、別のプレート(または別の発泡トレー)などの上で適量をなじませたローラーで、部分的に着色することも可能です。
私が使っているのはこのローラーです。
ジェルプリントテクニック編4:紙を選ぶ
紙は本当に何でもかまいません。ここでこそ、あなたのアーティスト魂が光る場面だと思ってください。
特に、この方の動画では使う紙質の種類が多く、質感を学ぶにはとても参考になりました。また、印刷できるのは紙だけではありません。布専用インクを使えば、今流行のおもしろTシャツを作ることもできますね!
ジェルプリントテクニック・・・作ってどうするの?
でも・・・ジェルプリント・・・作ってどうするの?これも、自然と湧いてきた私の疑問でした。
私は、自分の作品(色遊び)を集めておいて、ちぎってはスクラップブックの飾りとして使っていましたが、海外アーティストはこのように仕上げていました。
もう、見事としか言いようのない仕上がりです。動画タイトルは「How to use your gelli prints」で、プリントしたものをどう使うかが紹介されています。
作る過程を紹介してくれている動画はたくさんあるのですが、つくった作品をどう飾るか(飾れるものに仕上げるか)についての動画はあまりありません。そういう意味でも参考になる動画かと思います。
またいろんなジェルプリントのテクニックを紹介しますね!
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