息子がGrade-1になった冬、カナダでもロックダウンが始まりました。
ココから私の本格的な「子ども達の英語学習法」の研究が始まります。
きっかけはZoomクラスです。先生達は毎日、何かしらのプログラムを用意してくれていて、Zoomで個別の授業もありました。そして私は、一教育者としてそれを横から観察していたのです。
息子の授業を見て感じた、息子が学力的に出来ていない所
私は教育者として、まず徹底的に先生の言葉や出された教材を分析しました。そしてそこで、息子に足らない部分を発見していったのです。
①字が汚すぎる(これはクラスの平均以下のレベルで、評価の対象レベルだった)
②SV,SVO等の語順を意識して話せない
③簡単なお話を作る事など不可能
④数字だけの式(11+6等)は得意だけれど、文章問題になると、正答率が低くなる。
大きく感じたのはこの4点でした。
①キレイなアルファベットを書く練習
とりあえず、キレイな文字を書く練習は喫緊の課題であると思ったので、早速調べました。
1.方眼用紙を準備
2.ひらすら、この⑬パターンを丁寧に書く
3.罫線のノート上に、この縦線があると思って書く
4.また方眼用紙で練習→3,2を繰り返す
これは、キレイな文字を書くための練習なので、特に厳しくその形はチェックしましょう!
②文法の意識など
(練習の様子)
問題集や、問題に特化したプリントなどを活用しています。(それでもまだまだ…)
③作文するために
作文をするためにはいろいろな情報が必要となってきます。
・Sentence starter
文章を書き始める際に使える言葉のリストです。
I feel, I can see, I know など、文章の書き出しとして良くある物をりすとにしました。
(学習資料)
・Digging Deeper
文章の深み(細かさ)を視覚的に伝えてくれる資料です。
(学習資料)
・気象を表す言葉リスト
他にも、感情を表す形容詞のリストやオノマトペリスト、物の形を表したリストもあります。
(学習資料)
・文章の構成イメージ
文章の構成は、よくハンバーガーやオレオに例えられます。そこで、ハンバーガーイメージをすぐに参照出来るように準備しました。
(学習資料)
④文章問題の問題
これは、子どもにとって英語学習だけが必要なのでは無いことを知っています。そこで、カナダで最も有名なワークブックを用意して、丁寧に読む練習を心がけています。
そして質問文を丁寧に読むことも話しています。文頭に「Draw lines~」とあるのか、「Solve the problems」なのか。「Find the answer」なのか「Fill in the blanks」なのか。
そして日本の質問のように「何について聞かれたものか」を意識し、「5 cars」「3 books」などと丁寧に答えるようにしています。
特に最後の、ナンバーだけではなく単位みたいなものも付けて答える必要は無いかも知れません。それはあまりに日本的かと。でも、注意深く読むだけでわかる話でもあります。そして、息子の場合は、どんな質問に対しても1ワードで答えてしまうところがあるので、あえてさせています。
注意深く読むだけで、今は何について質問されているのか、求めるべきは「残り」なのか「合計」なのかがわかります。子どもは算数を勉強しながら英語をの受け答えも学習しているという事です。
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最後に
子どもだけに限らず、世間にはたくさんの英語学習法があることは知っています。でも、私がこの研究をし始めた最も大きい理由が「子ども(日本人が)が英語を話せるようになるためには、日本で勉強していてもダメだ」という思いがあったからです。今なら、「こっちで掴んだ学習法なら何とかなりそう?」と思えますが、昔は微塵も想像出来ませんでした。
私の「子ども達の英語学習法」の研究がどなたかの参考になれば幸いです。
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